山陽日日新聞ロゴ 2001年7月31日(火)
幟むけ勇壮な先陣争い
 渡場で祇園祭の「三体廻し」
駆け抜ける神輿
 久保2丁目、八坂神社・祇園祭の呼び物「三体廻し」が28日、
千人近いギャラリーが詰めかけた土堂海岸の尾道渡船前交差点で勇
壮に繰り広げられ、市商連フィナーレの土曜夜店に彩りを添えた。
 捻り鉢巻きに揃いの法被を着込んだ久保あいまち委員会の若者ら
に担がれた重さ約350キロの神輿3台が午後6時前、神社から担
ぎ出され、商店街など練ったあと渡船に集結。
 「よいやさーの よいやさ!」の掛け声も勇ましく三体神輿の揃
い踏みが行われ、このあと爆竹を合図に精鋭25人に担がれた各神
輿が高さ約5mの幟をめざし担ぎ棒をつける先陣争いをベッチャー
太鼓の早いテンポにあわせ展開、激しい神輿の競り合いに集まった
市民や観光客が祭り気分に酔いしれていた。
 祇園祭は疾病が蔓延した正応4年(1291)、京都・祇園神社の祭
神を祀り、平癒を祈願したのが始まりと伝えられ、昭和初期には祭
礼が1週間におよび市内5か所で三体廻しを演じるなど賑わってい
た。60年代担ぎ手不足から中断されたが、尾道青年会議所の街お
こしにとの呼びかけで78年に復活されたもの。


ニュース・メニューへ戻る