山陽日日新聞ロゴ 2001年6月29日(金)
森重さん編集
第2回尾道帆布展は元百島中学校で
 
帆布織り成す活動記録
  美大生9人が市民と交流し製作
尾道帆布展 冊子
 廃校になった久保町、筒湯小で昨年夏、尾道で作られた木綿の帆
布を使って東京の美大生らが絵、着物、彫刻など創作した足跡を、
この企画をプロデュースしたドキュメンタリー作家、重森亜紀さん
が「尾道帆布展」と題した冊子にまとめ、発行した。
 武蔵野美大、多摩美大の学生や東京芸大の非常勤講師ら9人が昨
年7月末から約1か月、市内のお寺や民家に泊まり、筒湯小を制作
スタジオにして、帆布を使った豪華絢爛な着物、カブト虫の形をし
たデラックスな文房具、椅子と机のオブジェやタペストリーなど製
作。市民や観光客らがその作品の製作過程を見ることができる展覧
会にして、作家と地域の人達が交流、マスコミにも大きく取り上げ
られ、全国から注目をあつめ、話題となった。
 冊子「尾道帆布展」は作家9人が製作した作品の紹介や尾道の印
象、人との出会いを寄稿。この帆布展を企画した重森さんが作家の
人となり、見守ってきた製作活動など解説している。
 重森さんは「作品は出来上がり、作家達は東京に帰っていきまし
た。この展覧会で作家達が何を考え、この街をどう思い製作したの
か、記録に残したかった。作品は尾道の人達と出会い、交流するな
かで生まれ、はぐくまれていきました。市民の皆さんへの恩返しを
含め、編集してみました」と話していた。
 帆布展を契機に作家と地元の交流が深まり、鉄のオルガン文房具
を製作した武内さんは、帆布展で知り合った高須町、信和産業にア
トリエを構えることが出来、冬、再び来尾し、鉄のウエディングド
レスを作っている。
 尾道帆布展はA4版、44ページ、カラー写真がふんだんにつか
われ、ブックカバーは手づくりの帆布製。30冊の発行で非売品。
尾道大学芸術学部や学生食堂、市立図書館、新浜のケープタウン、
長江口のこもん、浪漫珈琲駅前店に置き、一般に公開している。
 第2回尾道帆布展は来月25日から1か月間、廃校になった百島
中学校でひらく(後日詳報)。


転載責任者メモ:尾道駅を海側に出て2階のテラスに上がると
        記事の中にある尾道浪漫珈琲があります。
        その場で氷の上に煎れ立てのコーヒーを注いで
        くれるアイスコーヒーはなかなか美味でした。
        こもんや図書館も良いですが、休日はこちらの
        方が席に余裕があってゆっくり読めるかも。

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