山陽日日新聞ロゴ 2001年6月21日(木)
持光寺で玉蘊忌
 池田さんが「玉蘊さんと山陽の酒」講演
  
没後150年合せ記念碑を
   福岡屋酒造の銘柄酒、山陽が命名
持光寺内での講演
 尾道が生んだ土佐派女流画家平田玉蘊(1787〜1855)を偲ぶ第8回
「玉蘊忌」が祥月命日の20日、菩提寺の西土堂町、持光寺で営ま
れ、元市教育長の友成才、前教育長の砂田悦男の両氏や約40人が
参会した。
 玉蘊の作品が展示された本堂で松岡住職が導師をつとめ法要を行
い、ついで世話人を代表し、入船祐二・市文化財保護委員が「没後
150周年を4年後に控え、玉蘊の偉業を顕彰する記念碑を立てた
い」と挨拶、つづいて玉蘊研究家のノンフィクション作家池田明子
さんが「玉蘊さんと山陽の酒」と題し記念講演した。
 池田さんは、このほど吟醸酒づくりを編み出した広島の酒造家三
浦仙三郎の生涯を綴った「吟醸酒を創った男」を上梓。このさい集
めた飼料をもとに、まず尾道で酒造業を営んでいた玉蘊の叔父福岡
屋広三郎の銘柄「縞」と「練」の名付け親は儒教学者頼山陽であっ
たと、福岡屋との付き合いの深さを口切りに、山陽は年少期に下戸、
壮年期に至り上戸に、また清酒の水割りを思い付くなど酒との交わ
りを語り掛けた。このあと紫陽花や泰山木、夾竹桃などの花が雨に
洗われた境内の墓前に詣で、線香を手向け、その業績を称え、霊を
慰めた。


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