山陽日日新聞ロゴ 2001年6月20日(水)
長江小4年生
民話モノドラマ「力持ち和七」を
 
史実の舞台55石段上で
  御袖天満宮の大祭に奉納・公演
石段で通し稽古をする子供達
 長江2丁目、市立長江小学校の4年生35人が昨年10月11日、
「総合的な学習」研究会で発表した自作自演の民話ドラマ『力持ち
和七』を、その舞台となった長江1丁目、御袖天満宮の石段上で大
祭にあわせ公演、奉納することになり、子どもたちは劇化にあたり
協力していただいた地域住民にお礼返しができると稽古に熱が入っ
ている。
 平成11〜12年度、市教委から同行が研究推進校に指定された
のを受け昨年度、当時の3年生が尾道民話伝説研究会発行の「尾道
の民話・伝説」をもとに長江の民話「力持ちの和七より〜音をいれ
て」と題する音響劇の創作に取掛かり、同校出身の民話伝説研究会
員や尾道老大民謡講師をつとめる先輩らの協力を得て15分ものの
民話劇を半年がかりで仕上げた。本番を前に舞台となった長江1丁
目、御袖天満宮の階段で通し稽古(写真)を、また西久保町、浄泉
寺の和七墓に墓参するなど気合いをいれ、その熱意が報われ、角屋
重樹・広島大学教授らを迎え同校体育館で開かれた研究発表会で大
好評を博し、アンコールに応え今年3月8日、同校での地域との交
流授業でも披露された。
 物語は商港として繁栄していた明治初期、畳問屋衆の誇りとする
力持ち和七の人気を浜問屋衆が妬み、144kの鉄棒2本を担ぎ、
天満宮55段の石段を下りる仕掛けられた力くらべに引出され、こ
れを見事にやり遂げ、両問屋の和解のきっかけもつくったという怪
力人情実話。
 御袖天満宮の21世紀幕開けを飾る大祭は、来月18日から20
日にかけ営まれ、モノドラマは宵宮の19日午後7時半から提灯が
並ぶ石段上にライトアップを施し、4年生全員で演じられ、例祭に
花を添える。
 この石段は大林宣彦・映画監督作品「転校生」の名場面。すぐ下
の石段脇には和七の彫像もたっており、児童の意気込みはもとより
祭礼中オープンセットでの効果が注目されている。
 なお祭典は18日午後5時からの御輿行幸祭で始まり、地区内を
巡行、本社下旧長江通りお旅所に。19日午後4時から神衣ならび
に氏子崇敬者幣献進祭、勧学祭。このあと午後7時半からモノドラ
マ奉納。20日午後1時から御輿還幸祭、巡行のあと午後5時頃か
ら呼び物の御輿の勇壮な55段石段の昇降が行われる。このあと25
日午前10時から当日祭、商工業繁栄・五穀豊穣祈願祭がある。こ
のほか19日午後5時から日帰りツアー招待など豪華賞品が当たる
大福引き。午後6時半から子どもカラオケ大会、ひまわり会による
各種売店も出店する。
 天神まつり期間中の19日、雨天の場合、モノドラマの公演は中
止。


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