山陽日日新聞ロゴ 2001年4月20日(金)
21日から10日間
 絵絹裏の墨書日にあわせ供養
  国宝
『普賢延命像』を公開
   持光寺が展観室「臥龍堂」を開設  
普賢延命像
 西土堂町、浄土宗持光寺は、21日から30日まで同寺所蔵の国
宝「絹本著色普賢延命像」を公開する。午前8時から午後5時まで。
最終2日は尾道みなと祭に花を添える。
 寺のまちにあって美術工芸品として唯一国宝に指定されている仏
画を広く市民らに見てもらおうと、本堂裏の位牌堂を1年半がかり
で改装し、このほど展観室が完成。境内で枯死した老松の名を継承、
「臥龍堂」と名付けオープンの運びとなった。
 画像(写真)の本紙は149×86.5cm。 頭上に宝冠を戴いた普賢菩
薩が、4頭の白象に支えられた蓮華台に座している。仁平3年(1153)
の紀年名を有し、平安時代から鎌倉時代様式への移行を考える基準
作として、日本美術史上重要な地位をしめ、昭和50年6月に国宝
の指定を受けた。
 画面最下辺の絵絹裏に墨書銘「延命像仁平三年四月廿一日供養」
とあり、この日に因み今後、毎年同日から10日間、公開する。
 今回は国宝のほか、県指定文化財「絹本著色釈迦八相図」8幅の
保存修理が完了したもののうち1幅を、さらに市指定文化財のもの
を含む仏像5〜6躯を展示、あわせて本堂、観音堂も公開。拝観料
は300円。
 同寺は最澄の高弟時光上人により応永年間(1394〜1427)に開基
されたといわれ、古寺めぐり西ふりだしの寺として、また平田玉蘊
の菩提寺、にぎり仏の寺としても知られている。


 

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