山陽日日新聞ロゴ 2001年4月7日(土)
13日から3日間
 国宝多宝塔の公開や観音霊場砂踏みも
  33年振り本尊秘仏開帳
   記念冊子「国宝の寺 尾道 浄土寺」刊行  
浄土寺本尊
 聖徳太子の開基(616年)と伝えられる東久保町、真言宗大本
山浄土寺で、33年ごとに一般公開される本尊の秘仏「十一面観世
音菩薩像」が、13日から15日まで開帳される。法要にあわせ茶
会など関連行事が営まれるほか、記念事業として同寺の文化財を写
真と解説で紹介した冊子「国宝の寺 尾道 浄土寺」が、このほど
発行された。
 国宝本堂の春日厨子に安置されている桧一木造の本尊(像高
170.5cm、写真)は、 左手に蓮華をさした水瓶を執り、右手は施無
畏印を示し、頭部宝冠台上には阿弥陀仏面以外の化物を廻らせ、像
容は優美にして重量感にあふれている。平安後期の作で、明治32年、
国の重要文化財に指定。
 本尊開帳のための開扉式が13日午前9時から本堂で行われ、一
般内拝は11時から午後4時。14〜15日が午前9時から午後4
時まで。あわせて国宝多宝塔の公開など宝物展、中国観音霊場お砂
踏みがある。
 このほか初日午前9時20分から献茶式、10時半から大茶会、
午後1時から浄土寺観音こみち巡拝、午後2時半から奥の院峰薬師
大祭。14日午後2時から開帳大法要。15日午後10時から万巻
経祈願会ならびに大草流包丁式、午後2時から柴灯大護摩供養、午
後3時から餅まき、午後4時半から閉扉式が行なわれる。
 なお秘仏拝観については内拝券(宝物拝観券付、志納料1000円)
を境内で販売している。
 また記念誌(A5判、186頁)は、財間八郎・市文化財保護委
員の「浄土寺の縁起」と「浄土寺と足利尊氏」の巻頭文で始まり、
前広島県立歴史博物館主任学芸員浜田宣・徳島文理大専任講師が本
尊や国宝、国の重文18件、同名勝1件など同寺の60件におよぶ
指定文化財について建造物の構造図に向島町、村上宏治さんが3年
がかりで撮影した写真に解説を加え収録。小林長老は「宿願だった
解説書が刊行され同慶の至りです。本書が当山ならびに尾道市の文
化財、さらに仏教美術に心を寄せる皆さんの座右の書となります事
を、心より念願しています」としるしている。
 5000部(非売品)作成。寺への協賛者に進呈、市立図書館、小・
中・高・大学などに寄贈している。


転載責任者メモ:非売品というのが勿体ないぐらいの感じですね。見てみたい方も
        多いかと。そういう方は市立図書館ですね。浄土寺に近く好都合。

 

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