山陽日日新聞ロゴ 2001年3月9日(金)
 天然ワカメの美味しさ
  尾道水道風物詩、黒すだれ
岸壁に並ぶワカメ
 尾道水道の早春風物詩、ワカメを干した黒すだれが尾崎海岸で風
に誘われ、たなびいている。
 天然ワカメの採取はこれからが本番。潮の引いた尾道水道、松永
湾、岩子島などで長さ5mの竹の先をくし形に切り、なかには鎌を
つけた道具で岩場に群がるワカメを巻き上げている。熟練の漁師は
漁船を動かしながら、サデでワカメをすくいあげる手際の良さ。
 今年は例年にない寒波で育成が悪く、量も少なく、採取も半月ほ
ど遅れている。
 採ったワカメは2〜3日、潮風のあたる海べりに黒すだれにして
干し、生乾きの状態で芯をとり、筵(むしろ)の上で天日干し、採
った時の生の状態から10分の1まで縮む。
 天日干しの尾道のワカメは火力乾燥した有名な鳴門ワカメと違い、
ワカメ独特の濃い緑色の色を失わず、見た目にも食欲をそそる。
 1袋に400g入れ、「うず潮わかめ」として1300〜1400円で
販売している。

ニュース・メニューへ戻る