山陽日日新聞ロゴ 2001年3月7日(水)
『みなと祭』の顔に
 見本は「高知よさこい」や「札幌ソーラン」

  踊りの創造性で競演を
   リズミカルにした正調三下がりで
昨年のみなと祭 総踊りの混雑
(続報)これまでにない、新しいイベントを織り交ぜながら企画し
ている第58回尾道みなと祭で、創意工夫した振付けをチームごと
に競い合う「踊りの競演」を今年からスタートさせる。
 尾道みなと祭常任委員会の踊り部会が中心になって企画。尾道の
伝統的な音曲「正調三下がり」をベースに、三味線と新しい楽器に
よるリズミカルでアップテンポ調にアレンジした新しいテーマ音楽
を制作。これにのってチームごとにオリジナルな踊りを持ち寄って
観衆に披露してもらおうというもの。毎年大きな話題になる高知の
「よさこい祭」や札幌の「よさこいソーラン祭」を見本にした企画。
 テーマ曲名は「ええじゃんSANSA・がり」。尾道地方の方言
「ええじゃん」(=良いです)、「がり」は「踊りたがり」や「目
立ちたがり」から付けた。
 尾道の新しい踊り曲として定着、みなと祭の目玉イベントにさせ
るのが主催者の目標で、今年は市民へのデモンストレーションを兼
ねたアピールとし、来年以降への広がりを期待している。
 踊り部会の担当者が現在、毎年祭に参加するチーム以外にも企業
や学校を回って、出場を呼び掛けており、既に6チームが参加を表
明、準備が始まっているという。「高校生や大学生のチーム、ジャ
ズダンスをしている人など、特に若い人たちの挑戦を期待したい」
と話している。
 開催は4月28日、29日のみなと祭のいずれかの時間帯で、場
所もメインステージ前などを想定して、まだ調整中。希望者には曲
の入ったテープを貸し出しており、問い合わせは港祭協会踊り部会
(電話0848-22-2165番)へ。
(=写真は昨年のみなと祭の総踊りのようす)

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