山陽日日新聞ロゴ 2001年2月14日(水)
映画コンテスト
2年前に続き高い評価受け

 芦別につづき尾道でも
  大津市の映像作家 井村征爾さん大賞に
受賞インタビューを受ける井村さん
(続報)「あなたの尾道が観たい」をテーマに、全国から作品を公
募した第1回「おのみち映画コンテスト」(尾道市、尾道市教育委
員会、尾道観光協会の主催)の審査会がこのほど、しまなみ交流館
大会議室で開かれ、最高賞のおのみち映画大賞には、滋賀県大津市
の映像作家、井村征爾さん(26)のビデオ作品「いつまでも日の暮れ
ない空を」が選ばれた。井村さんは99年、尾道出身の大林宣彦・
映画監督が校長として招かれている北海道芦別市の「星の降る里・
芦別映画学校」の作品コンテストでも最優秀賞に輝いており、監督
から「いつかは、映画界に名を揚げてくれる才能を感じる」と評さ
れた人物である。
 尾道を題材に寄せられた28点のうち、1次審査を合格した20
作品について、同じく公募で参加した市民50人が審査にあたった。
5分以内を条件に編集された8ミリフィルム作品6点とビデオ作品
14点を上映していき(=写真下)、審査員は気に入った作品を3
点選び投票、入賞作を決めた。
 圧倒的な支持を受けた井村さんの作品は、高校生のカップルが20
世紀最後の日に再会を約束したが、お互いの夢を追うなかで叶わな
かったという青春ストーリー。尾道の町並みを背景に、登場させる
男女を紙の人形で表現する一風変わった作品に仕上げた。
 小田教育長執務代理から表彰、賞金30万円を受け取った井村さ
んは、「尾道は歩いているだけでドラマになり、青春の似合う町。
これからも尾道の魅力を撮り続けていきたい」と喜びを語った(=
写真上)。
 尾道市内からは4作品が寄せられ、川村佳己さんの8ミリ作品
「インヴェンション」が秀作に入った。他の入賞作品は次の通り。
 優秀賞=福山市、大崎美穂(8ミリ)▽大阪府、金永浩二(ビデ
オ)。秀作=広島市、阿部哲久▽三重県、松本信行▽東京都、栗本
貞夫▽呉市、鯨田敏行。
 市文化振興課では、来年からも映画コンテストを続けていきたい
と話している。

転載責任者メモ:第一回はこんな風に大林監督抜きで終わりました。
        一般人が審査し、プロの講評がないコンテストは優秀者には良いですが、
        落ちた人には何か残るでしょうか。
        審査員には、良い作品を良いと感じる以外に、今ひとつの作品に
        対して"どこをどうすれば良いか"基本的なことぐらい言える人が
        何人かいたほうが、若い映像作家のためになるはず。それは大林監督
        には限らず、プロデューサーであったりカメラマンであったり照明マン
        であったりしても良いと思うのですけれど・・
        しかし今回の受賞者の作品は、大勢の目が見て「良い」と思われたのです
        からそれは実力というものでしょう。おめでとうございます。

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