山陽日日新聞ロゴ 2001年1月31日(水)
全焼2、半焼2、部分1、水損2
 出火原因や損害調査中

  「地元の協力が大だった」と消防
尾道新開の火事現場
(続報)29日午後3時25分ごろ、久保2丁目新開の19番街区
で発生した火災は一夜明けた30日朝から警察と尾道地区消防組合
と合同で現場検証を行い出火原因や損害など調査、さらに詳しく調
べることにしている。
 これまでの調べでは、3時30分ごろ、119番に火災通報があ
り、元町消防分署が1番に到着、無線で消防本部に「白煙上昇中」
とあり、5分後には放水を開始した。発生推定から放水開始まで約
10分間。この間、地元の町内会住民ら5名が公設の消火栓やホー
スで初期消火に当たった。消防車が到着して消火作業に当たり始め
ると、地元の人らが自主的に通行止めのロープを張り危険地帯への
ヤジ馬の立ち入りを阻止した。消防でも「地元の消防隊や町内会、
近所の家の大きな協力は大助かりだった」と話していた。
 現場近くのビルの1階に「現地対策本部」を設け、蔵本消防署長
らが陣頭指揮を取り、「ホースを北へ回して放水」など的確な指示
に当たった。中本副署長も火の回りや放水位置の確認などで近所の
家に「入らせてもらっていいですか、土足でいいですか」「どうぞ、
そのまま入って下さい」と、「付近住民の方の大協力があって大助
かりでした」と、一大事を免れたことを振り返っていた。
 久保2丁目19番街区の火災は、約2時間後の5時20分に鎮火
した。この火災で、近くの二ツ井戸の水も活用。現場には消防署の
消防車13台、消防団7台の合計20台の90名が急行、4つの消
火栓から合計254トンの水を放水、現場近くの道路は川のように
なっていた。放水した254トンは25メートルプール1個分に当
たる。
 この火災で男性(29)1人が軽傷を負った。火災は全焼2、半焼
2、部分焼1、水損2。被災は次のみなさん。
 ◇全焼=串天いっぱい3階建て▽スタンドオアシス2階建て
 ◇半焼=うなぎ専門うな中支店▽スナックマリモ
 ◇部分焼=住宅一軒
 ◇水損=スナックエルドール▽空家一軒
 いずれも木造モルタルで、焼損面積や損害などは調査中。
 ところで、久保2丁目では22年前の昭和54年6月1日、9番
街区で全焼40、半焼6、部分22の「久保2大火」を記録。18
年前の昭和58年5月20日に7番街区で全焼4、半焼3、部分焼
6を記録。32年前の昭和41年12月29日、全焼3、部分3を
記録している。
 尾道地区消防組合の岡本消防長は「今回は地元の自衛消防隊や町
内会、民家の人らの協力が大きかった」と語っていた。

転載責任者メモ:30日に第一報が載りました。建物が密集し、その中には歴史ある
        店もある地区。それだけに日頃からの協力体制があったのかもしれ
        ませんね。人的被害が少なくて安心しましたが被害にあった方には
        お見舞い申し上げます。
        


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