山陽日日新聞ロゴ 2000年12月12日(火)
浄土寺名号岩や軍配碑
 向島歩こう会 尾道36石碑巡り
浄土寺を見学する一校
 向島歩こう会は10日、尾道百碑めぐりの東部版として36の石碑め
ぐりを行った。
 生憎の雨模様にもかかわらず、52人が参加、6kmの道程を歩いた。
 36碑のうち珍しいのは久保八幡神社の軍配碑、尾道東高校前庭の往
来安全灯篭、久保八幡神社のかんざし灯篭。新しいものでは昨年建て
られた新尾道大橋碑、古いのでは浄土寺山にある名号岩や利生搭、そ
れに境内にある納経搭、長年この地方に住んでいる人でも知らなかっ
た人が多かった。
 なかでも浄土寺山中腹にある名号岩は南北朝時代元徳4年(1332年)
の年号が入っており、高さ3m余りの巨大な自然石に600年以上経
った現在でもなお南無阿弥陀仏などはっきり読め、これを建てた願主
の心意気と経済力に感服。鎌倉から室町にかけて商都尾道の活況ぶり
を偲ぶのに十分だった。
 利生搭では能の「竹生島」−獅子通王乃古より利生更に怠らず−の
一節も出るなど文化財の宝庫浄土寺ならではの興味津々たるものがあ
った。
 参加者の1人は「会長の話は勉強になることが沢山ありました。浄
土寺から裏山の名号岩への山道、ウバメガシなどの落ち葉を踏んで歩
く足裏の感触が最高。今年で1番良い歩きになりました」と感想を述
べていた。

転載責任者メモ:浄土寺山は景色も山道の感じも大変いいですが、解説者と歩くと
        また違った歴史の旅になりますね。うらやましい限りです。

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