山陽日日新聞ロゴ 2000年11月10日(金)
常夜灯や吉原家を研修
 「向島の近世」歴史講座に29人
向島江奥烏帽子の常夜灯
 町制50周年を記念、向島町教育委員会は「歌島(向島)の歴史講
座」第2回目「向島の近世」を8日開き、29人が参加。町文化財保
護委員長、吉原照明氏の講演、江奥の常夜灯、国の重文・吉原家を訪
れ現地研修、藤田久登・文化財保護委員が説明した。
 吉原文化財保護委員長は江戸時代中期宝暦14年(1764年)、朝鮮通
信使が立花余崎に寄港以後塩浜が出来、町は隆盛を極め、文化11年
(1814年)には天満屋治兵衛が露滴庵を浄土寺に寄進。明治時代に入る
と養蚕が伝わり、5年には中央小の前身の塾が神宮寺に出来た。また
江戸から明治にかけての地震、火災の資料、天地異変について説明、
世紀末の今日、地震が多発しており、参加者は興味深げに聴いていた。
 藤田委員の案内で江戸時代天保6年(1835年)に設置された江奥烏帽
子の石造物「常夜灯」、次いで江戸時代初期、寛永12年(1634年)に
再建され、年代の明らかな民家の前では全国で3番目に古く、農家と
しては全国で最も古い遺構の国の重文・吉原家を訪れ、母屋や納屋、
県の重文・仏殿様厨子など藤田委員の説明を聞きながら、見てまわっ
た。
 参加者から「楽しく、ためになる話しが多く、また企画して欲しい」
との声が上がっていた。歌島の歴史講座は中世、近世の2回で終了し
た。
[写真は江奥、常夜灯を現地見学する参加者達]

        

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