山陽日日新聞ロゴ 2000年8月20日(日) (1995年1月14日付本紙記事から)
 撮影後は保存を
  能美島から『あした』の脇役
   海のロケ決めた木造船来る
映画で使われるため尾道に来た当時の呼子丸
 大林監督作品『あした』のロケで使われる木造旅客船が12日午後、
尾道港に到着、スタッフらに出迎えられた。
 木造船は佐伯郡沖美町(能美島)、石河内さんの所有だった「三高
(みたか)丸」(1959年建造、30トン)。
 今では存在自体が珍しい木造船のありかを尾道大林組のスタッフが
調査、やっとの思いで三高丸に行きつき、何度となく撮影協力を申し
出て譲り受けたもの。
 大林監督が「オシャレなスタイルだ」と絶賛したとおり、長さ19m
の船体は窓枠をのぞいて純白で、背が高めの貴婦人といったところ。
「なかなか木造船がみつからない状況のなかで、監督自身も原作どお
りバス(陸)の物語で作るべきか、戸惑っていた時期に出逢った船。
これでキッパリ船(海)で作れると決心できた」(制作担当・飯田康
之さん)と話し、尾道・向島ロケを実現させた『功労者』、名脇役が
期待されている。
 この日は午前10時前に船長と別れて能美島を出発、150馬力エン
ジンを打ち鳴らして、約6時間かけてやって来た。船体には船旗、松
飾り、しめ飾りが付けられており、現役引退後も船主が敬愛していた
ことがうかがえる。
 スタッフによれば、2月に入ってから少し色を塗り替えて、船名
『呼子丸』を掲げるという。
 撮影では、事故の遭遇で船を沈めるシーンもあり、すぐに引き揚げ
て、映画が完成した後、ロケ現場近くに記念に保存される予定。

転載責任者メモ:人間と同じで「若かった頃」の写真を見ると余計に切ない気持ちに
        なりますね。掲載しようか迷いましたが、やはり私が独り占めには
        出来ないと。
        「前の船主の気持ち」まで考えると、今の状態はあまりにも・・・

        20日づけの1面メインは「大林ファンから声届く」という紙面。これは
        OBs(大林監督映画のファンクラブ)やおのみちエフエムに届いた
        投稿がそのまま載ったもので、それぞれの方の許可がないと転載でき
        ません。私の部分だけ転載しても意味無いですし。
        OBsさんはそれぞれのホームページ(こちらのリンク集からどうぞ)を
        お持ちですから、そちらの掲示板などをご覧下さればと思います。

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