山陽日日新聞ロゴ 2000年7月23日(日)
 幻想的な"平安絵巻"
  30日岩子島厳島神社管絃祭
岩子島厳島神社管絃祭ポスター
 向島町を代表する町指定文化財「岩子島厳島神社管絃祭」が30日夜、
催される。
 岩子島地区、同社協、同民族保存会主催。
 夕闇が三原の筆影山に迫るころ、松明を焚いた、さいとう木船を先
頭に大提灯を飾り付け、御神体の天秤を安置した御座船と伴走船2隻
が塩釜神社の沖合を3周回って巡幸祈願。そして鯨島に上陸、海の守
り神、鯨島神社にお神酒を捧げ、海運隆盛を祈る。
 夜の帳がおり、鯨島から御座船などが岩子島神社沖合に帰り、笛、
太鼓、鉦の神楽にのり、大鳥居前の海面をゆっくり3回回る「平安絵
巻」。
 大鳥居に御座船がつくと宮司が出迎えの神事。御神体の天秤が陸に
上がると、リズミカルな天秤太鼓の演奏にあおられ、保存会と子ども
会のメンバーが四方の縄を引っ張り合い、勇壮に厳島神社をまわり、
お払い神事。御神体を再び、御座船に戻し、またゆっくりと海上を巡
幸する。
 安芸の宮島管絃祭の流れをくむ岩子島管絃祭。お囃子は笛、太鼓、
鉦で「ドンチャン」、「切り替」、「チャンギリ」、「笙の笛」、
「天びん太鼓」は独特の音色。笛は尾道の竹仙場に特別注文。製作は
代々、若連中に引き継がれ、優雅な音色を響かせている。

転載責任者メモ:向島=むかいしま 岩子島=いわしじま

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