山陽日日新聞ロゴ 2000年6月2日(金)
港湾緑地帯に 「変わらないふるさとの味を」
 『さびしんぼう食堂』復活  古机とともに89歳の女性店主頑張る
しみず食堂など3店舗写真
(続報)『さびしんぼう食堂』が港湾緑地帯で復活を−−尾道駅前再開発
事業と
連動して、海岸通りの市道駅前尾崎線の拡幅改良工事にともない、
仮店舗で
営業してきた元「海岸商マーケット」(通称)の「皆越園茶舗」
と「植田豆店」
に続いて、さびしんぼう食堂の名で市民、観光客から親
しまれている「しみず
食堂」が大安の二日、市が緑地帯内に建設した
"便宜的施設"で営業を開始する。

 マーケットの取り壊しにより、近くでの営業継続を希望した同三店舗
は、向か
いの仮店舗で営業していたが、港湾緑地帯(広さ2700平方m)の
東側(元のマーケ
ットに一番近い場所)に四軒長屋方式の木造平屋の施
設がこのほど完成、最後に
しみず食堂も引っ越し、営業を再開するもの。
 店舗は四店舗分あるが、当初は同三店舗でスタートする。しまなみイ
ベントで
使われていた木造施設「ひろしま館」の資材を再利用して作ら
れた長屋施設は、
一店舗の広さが十五平方m。
 オープンを前に準備が進むしみず食堂では、一日午前、保健所の検査
員や
食材の輸入業者、再開を聞き付けた常連客らが早くも訪れ、忙しい
雰囲気に
包まれていた。これまでと変わらず、親子が切り盛りしていく
が、「やっぱり
海が見える所がいいです」と店内から尾道水道の海面が
見えることがうれしそう。
五十年以上にわたって店やお客の変遷を見て
きた年期の入った古い机は
狭い店内で健在。「この机だけは、大林監督
に大切にして欲しいと言われました。
元気で仕事が続けられることが何
よりです」とも語り、娘さんは「ふるさと尾道
の味をモットーに、頑張
ります」と意気込んでいる。


転載責任者メモ:この場所は、JR山陽本線尾道駅を海側に出て信号を渡り、
        海沿いの路を左に曲がって海側。福本渡船の手前です。
        文中の個人名は伏せさせていただきました。

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