山陽日日新聞ロゴ 2000年5月7日(日)
一時間待ち以上  「しまなみラーメン海道」人気定着
 ラーメン屋の行列評判に  日替わりの行列の方向も関心呼ぶ
ラーメン店に出来た長蛇の列
◎・・4月の第4土・日の尾道みなと祭を圧倒する人出で、5月の
連休の尾道市内は賑わっているが、"しまなみラーメン海道"の異名
通り、賑わいの中でも群を抜いて『尾道のラーメン』と『尾道ラー
メン』の行列の凄さが市民の関心を呼んでいる。
◎・・尾道のラーメンの二大元祖の一軒朱華園は、平日でも行列が
出来るので今や誰も驚かない異常ぶり。同店の場合は、日替わりで
どっちの方向にどれ程の長さの行列が出来るのかが日々の関心事。
4日には南に伸びた行列が、旧尾道観光ビルの浜ノ町の中央部の辺り
まで延伸した。
◎・・旅人が「これほどに並んで、ラーメンを食べること」自体に
驚き、何度も足を運んで行列の人数を数えたとか。その時の数字が
120人。1回転30人として4回転、1回転(入店して食べ終わ
るまで)20分で計算しても1時間20分の時間待ち。
◎・・朱華園から南に150メートルのもう一軒の元祖尾道のラー
メン店つたふじは2日の火曜日は定休日で平常通り閉店。2日もす
でに大行列が他店で出来ていただけに、頑固さが売りのつたふじ
らしいと2日の閉店が評判を呼んだ。
◎・・4日の日の行列は歩道を東西のどちらかに並ぶのではなく、
歩道を横切る形で海岸通りまで伸び、そこから東へ伸びる"初もの"
の行列。朱華園同様に地元客ではなく、旅人に店が"占領"されて
いることが、この日替わり行列を見るだけで分かって面白い。
◎・・5日は昼前から終日(夕方の売り切れ閉店まで)50人以上
の行列。満席で10人程度のキャパシティ(収容)しかない同店に
とって、1回転15分として1時間で40人。ここも1時間以上の
時間待ちが続いた。
◎・・同店の特徴の一つに「尾道ラーメン」ではないことを客に
教えることと、もう一つ、2〜3人連れ(家族とかグループ)が、
当然自分らが並んで座って食べるものと思っていることに対して、
空いている席から順番に(別々に)座る店もあるのだということを
教えることの二つがある。当節グループで座るのが当たり前、8人
で行けば8人とも違ったものを注文するという時代に、客に媚びな
い貴重な店として存在感を示している。
◎・・つたふじと目と鼻の先にある後発の「尾道ラーメン」壱番館
は、つたふじの店休日の2日から大行列が出来た。ここでも行列の
方向が日替わり。5日の日は夕方遅くまで行列が続き、キャパが
大きいものの最長時で約1時間待ちを2日から5日まで記録した。
◎・・この3店の行列には今更驚かない市民も、駅前地区の「尾道
ラーメン」店の行列には流石に驚きを隠しきれない表情。「駅前の
ラーメン屋に行列が出来ていた」と、尾道ラーメンの人気高騰ぶり
を象徴する"事件"として語られていた。
◎・・ラーメン屋ばかりではなく、長江口周辺ではお好み焼き店に
も行列が出来、順番待ちの客に店外に椅子を出す店も出る程。踊る
人とこれを観る人という人出は別にして、多くの市民の感想は
「みなと祭とは問題(比較)にならない沢山の人だった」という
のが5日までのゴールデンウィークの"中間決算"。
◎・・旧市街地以外でも、休日などに順番待ちの行列が出来る木ノ
庄の味平や、栗原の東珍康それに高須の萬来軒などのラーメン店や
中華料理店の行列はどの程度だったのか!?「しまなみ海道」をいつ
までも尾道ラーメンの独り勝ちにしていては「知恵が無さすぎる」
ことを学ぶためにも、この行列の凄さを話題にすることは尾道の真
の活性化に繋がることになるといってよい。


転載責任者メモ:記事の最後にあるとおり、"ラーメンを食べに"来たお客さんが、その前後
        どこを訪れたかに興味があります。ラーメンをきっかけに尾道を訪れ、
        海や坂道でほかの魅力にも気づいて下さると嬉しいですね。
        考えてみるとアーケードのある商店街にはマスコミで有名なラーメン屋
        さんが無い。真夏など、屋根のない道で待つのは大変ですが。

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