山陽日日新聞ロゴ 1995年3月14日(火)
順調、夜間ロケ中心に
 18日、原作赤川氏が来尾
「呼子浜待合所」夜間ロケ
 先月14日にクランクインして1か月、大林映画『あした』の撮
影が順調にすすんでいる。スタッフの中には数人が花粉症で悩んで
いるものの、出演者ともに体調を崩すことなく、今月末のクランク
アップ目ざし、"永遠の別れを告げる"シーンなどロケもクライマッ
クスにさしかかっていく。
 午前0時前後の船の待合室を中心に展開するストーリーから、ほ
とんどが向島町余崎、シーパークでの夜間撮影。日がドップリ沈ん
だ頃に始まり、早くて2時、スケジュールによっては4時、東の空
が白みかける5時頃まで続けられることもある。「後ろにがけがす
ぐあって、思ったよりこの浜は風が吹かずに寒くない」とスチール
担当の中尾孝さん。
 オープンセットの浮き桟橋には、佐伯郡・能美島の船主の協力で
やってきた木造船「三高(みたか)丸」が着けられ、化粧した白い
船体がライトに照らされて輝いてみえる。
 一方、昼間の撮影はほとんどが尾道、向島の市中ですすんでいる。
ロケ協力している店舗、一般の住宅を借り切っての場合もあり、手
際よく収録が続く。12日は吉和西元町の胡子神社、13日には久
保1丁目の魚信旅館であり、様子を一目見ようと立ち止まる人の姿
も多かった。
 18日には作品の原作『午前0時の忘れもの』の著者、赤川次郎
さんと脚本家の桂千穂さんが来尾、オープンセットでの記者会見、
ロケ見学が予定され、三高丸を一度海中に沈めて再度浮上されるク
ライマックスシーンなど、スタッフにとって緊張した日々が続く。

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