山陽日日新聞ロゴ 1995年2月28日(火)
研究会・福大生が協力
「みんなで作る映画」実感
  エキストラクイーン国藤さん、パパタイム松本裕見子も
社員食堂の設定で福山大ロケ
 地元エキストラを使っての『あした』の撮影が26日、福山市東
村町、福山大学キャンパス内であった。
 尾道大林宣彦映画研究会の女性会員100人と福大生20人の合
わせて120人が協力、大掛かりなものとなった。遠くは広島市、
廿日市市などからも参加。最初は緊張ムードが漂っていたものの、
ロケ現場の見学も合わせ、出演者は楽しい1日を過ごしたようだ。
 ストーリーの設定は、尾道市内にある「西海紡績」という工場内
の食堂で女子工員らが昼食をとっている場面−。椎名ルミ演じる同
社の水泳部員、安田沙由利を中心にカメラがまわされた。
 椎名のとなりには、大林作品『時とかける少女』『さびしんぼう』
『ふたり』に出演経験がありエキストラクイーンの異名をもつ国藤
純子さん(喫茶店こもん勤務※1)や尾道市職員の新宅さん、その
向かいにRCCテレビ、週刊パパタイムの松本裕見子リポーターら
がスタンバイ。
 国藤さんは隻に座る時の"ここ、いい"とカツカレーを食べる前の
"ソース取って"の2つの台詞つき。大林監督がアドバイスを出しな
がら、小倉助監督は「みんなモクモク元気よく、にぎやかに食べて
下さい」と出演者の緊張をほぐしながら指導。練習が何度となく繰
り返され本番撮影に。「映画はみんなで作るもの」という大林監督
の言葉がよく分かる撮影現場だった。
 友達3人とエキストラ出演した福大2年生は「とても楽しかった。
良い想い出になりました」と話していた。
 約6時間の撮影後、エキストラ全員に作品PRの特製テレホンカ
ードが配布された。
 同日のロケ模様をRCCテレビが密着取材、"エキストラ松本"の
様子を中心に28日の週刊パパタイムで放映する予定。

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  ※1・・2001年現在は海岸通りの石釜焼きピッツァ店「ら・ぽると」店主

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