1985年8月1日(木) 大林監督のロケスタート 木ノ庄西小学校を舞台に |
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尾道出身の大林宣彦監督の"新瀬戸内海シリーズ"の「野ゆき 山 ゆき 海べゆき」の映画撮影ロケが30日からはじまった。 文豪。佐藤春夫の幼少年期を描いた「わんぱく時代」の映画化で、 木ノ庄西小学校を舞台に佐藤少年がほのかな恋をいだいた少女が父 親の身勝手で売られそうになり、わんぱく仲間とともに救出劇をく りひろげるという物語。 30日は岩子島小で、ついで31日午前中は木ノ庄西小学校で始 業時間を知らせるチャイムがわりの太鼓をたたくシーンがカメラに おさめられ、午後から同小の児童たちが出演した。 尾道ロケは1日と2日にわたり同小学校と日比崎小で行われるほ か、千光寺下の路地や福山市鞆の浦港周辺、松永町の旧塩田跡の入 江などで1か月にわたっておこなわれる。 大林監督の尾道ロケは「さびしんぼう」「転校生」「時をかける 少女」の三部作に次ぐ4回目で今回は大林監督の妻恭子さんが代表 取締役をしている映像会社「ピー・エス・シー」の設立10周年記 念作品とあって、大林映画になじみ深い三浦友和、入江若葉、樹木 希林ら多彩な俳優が脇役に顔をそろえている。〜後略〜(公開予定) (写真は大林監督=右端=を囲むスタッフたち) |
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