山陽日日新聞ロゴ 1998年8月20日(木)
新築の我家にロケ隊が  竜王台の民家で撮影
台所での撮影と、そのために暗幕を張った民家
 映画『あの、夏の日』のなかで東京に住む小学生・由太(厚木拓郎君)
の家として設定されたのが現在、新興住宅地で土地分譲と新築が続いて
いる門田町、「竜王台」の民家。
 ここの住人は大丸日本料理場の常務で、一家4人で越して来て1年半。
1週間前から映画用のセットづくりで荷物の搬出、小道具などの搬入が
始まり、全面協力した。
 夏休みの由太が尾道のおじいちゃん・おばあちゃんの家へ行くことに
なる場面で、ストーリーでは1番冒頭の部分。この日は1階の居間やリ
ビングルーム、台所が使われ、夕食のシーンとあって、昼間の陽射しを
遮るために家の外窓を黒い暗幕で覆ってのロケ。部屋の中は多くのスタ
ッフでイモの子を洗うような状態になった。
 家の持ち主は尾道JC会員として、これまで大林作品『ふたり』、
『あした』でも裏方として協力したことがあり、尾道大林宣彦映画研究
会の副会長もつとめている。夕食を盛り付け準備する作業では本業の腕
を見せていたご主人は「ロケの最中はとても大変ですが、出来上がった
作品を見るとやっぱり良かったなぁと思えるようになるでしょう」と話
し、今月末にもう1度ある撮影に向けて、終了するまでは家を明け渡す
ような状況のもとで協力することにしている。


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