山陽日日新聞ロゴ 1998年8月19日(水)
 
エキストラに180人協力
   天寧寺で大きな葬儀場面を
天寧寺での葬儀シーン  出番を終え祝福される菅井きんさん
 映画『あの、夏の日』で、最も多くのエキストラが出演する場面の撮影
が18日午前、東土堂町の天寧寺で行われた。
 学校の元校長だった主人公の賢司郎おじいちゃんの葬儀の場面。亀乃お
ばあちゃん(菅井きんさん)と孫の由太(厚木拓郎君)、父親昌文(嶋田
久作さん)、母親香里(松田美由紀さん)、マドンナ・ミカリ(勝野雅奈
恵さん)、と母親雪路(入江若葉さん)ら多くのキャストが顔をそろえる
なか、エキストラはそれを囲む参列者として喪服で出演。
 尾道大林映画をてごうする会の事務局(市商工観光課)が窓口になって
エキストラ募集したところ、午前7時の集合条件にもかかわらず予定の
150人を大きく超える183人が協力。
 山白屋でのシーンと同じく、朝日屋が実際の葬儀の場面を演出、上田耕
一さん演じる役上の住職の他に小杉住職はじめ運西寺、持光寺など6カ寺
の住職が出演した。
 約3時間かけて無事撮影を終了。ロケ弁当が配られ、境内のあちこちで
エキストラ協力した親子らが思い出をつくる姿が見られた。
 同日、おばあちゃん役の菅井きんさんの出番が全て終わり、スタッフら
に祝福を受けていた。


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