山陽日日新聞ロゴ 1998年8月2日(日)
 瀬戸内・旅の本で尾道を
  「日だまりのような町」原作者の山中恒さんロケ現場へ
大林監督と山中恒さん
 現在尾道市内などでロケが進んでいる大林宣彦監督の映画『あの、
夏の日』のもとになった『とんでろ じいちゃん』(第31回野間児
童文芸賞受賞作品、旺文社刊)の原作者、山中恒さん=神奈川県=が
「瀬戸内ブック98・瀬戸内海の町と島をめぐる旅の本」のなかで、
「瀬戸内への手紙・おだやかな日だまりのような町、尾道」と題した
文章を寄せている。
 山中さんと大林監督が尾道作品でコンビを組んだのは尾道三部作
『転校生』、『さびしんぼう』に続いて3度目。
 この文章で山中さんは、17年前の大林監督と、同氏の故郷、北海
道小樽とよく似ていながらどこか違う町・尾道との出会いを、「1歩
町へ足を踏み入れたとたん、奇妙な安堵感に包まれて、それこそ年甲
斐もなくはしゃぎ出しそうになってしまった。・・・」と振り返って
いる。  〜中略〜
 『あの、夏の日』のロケに合わせて山中さんがこのほど十数年ぶり
に来尾した(写真)。
 瀬戸内ブックは山と渓谷社刊で定価980円、書店に並んでいる。
 1人旅でロケにふれる
   尾道にとって大きな価値
 『あの、夏の日』のロケ現場で、たった1日だがボランティア活動
していく人もいる。神奈川県平塚市の大学生、T子さん(20)はそんな
1人。
 朝、小豆島を出て初めて尾道の街を歩いていると、尾道スタッフの
花本さんとたまたま出会い、大林監督が今、ロケをしていることを知
り現場に急行。スタッフや出演者への昼食の準備や後片づけなど、ボ
ランティア活動を願い出て、数時間をすごした。
 「大林監督の作品は大好きで、全て観ています。まさかロケをして
いるなんて知らなくて、感激です」と思わぬ1人旅の想い出を喜んで
いた。 〜後略〜


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