山陽日日新聞ロゴ 1998年7月18日(土)
25日から尾道ロケ  出演は小林桂樹、菅井きん、石田ひかりら
 新作名は『あの、夏の日』 東京で制作発表、公開は来春予定
7月初め 信行寺でロケハンする大林監督ほか
〔17日午後3時、東京発〕大林宣彦監督の新尾道三部作・3作目のタイ
トルは『あの、夏の日』−。企画・制作するプライド・ワン(芥川保志
社長)とピー・エス・シー(大林恭子社長)は17日午後2時から、
東京丸の内の東京会館で制作発表を行い、作品の内容を明らかにした。
尾道市政100周年を記念する映画になり、制作に当たって尾道市が特
別協力するとあって、出演者らとともに亀田良一・尾道市長も発表の場
に同席、一地方都市の尾道が映画という総合芸術を通じて全国にPRさ
れた。
 『あの、夏の日』は山中恒原作「とんでろ じいちゃん」を映画化、
脚本は『青春デンデケデケデケ』の石森史郎氏、と大林監督。夏休みを
一緒にすごすことになった少年と祖父との心の交流の物語で、空想と現
実、70年前の過去と現在がトリップするというファンタスティックな
ストーリー。
 主演のおじいちゃん役には小林桂樹さん、少年役には『マヌケ先生』
にも出演した厚木拓郎君、おばあちゃん役に菅井きんさん。他には勝野
雅奈恵、入江若葉、嶋田久作、松田美由紀、林泰文、ミッキー・カーチ
ス、山本晋也、根岸季衣、ベンガル、大和田伸也、天宮良、石田ひかり
さん、オーディションで7400人から選ばれた新人の佐野奈波、蓼沼千晶
の2人など。
 制作発表は芥川・大林両プロデューサー、亀田市長、山中氏、石森氏
が大林監督と出演者を囲む形で和やかなムードのなか行われ、大林監督
は「来る21世紀は老人と子どもが人口の半分近くになります。老人の
なかに眠っている20世紀のよき思い出を、明日を生きる子どもたちに
伝えながら、この心豊かな世代の復権をはかりたい」と語った。
 21日には横浜市青葉区の桂小学校でクランクイン、24日までに全
スタッフ、出演者が尾道入りし、25日から市内、向島町、御調町など
でロケされる。10月に完成し、瀬戸内しまなみ海道が全通、駅前のし
まなみ交流館がオープンする来年春の公開予定。


ニュース・メニューへ戻る  次へ >>